Tailwind CSSを使用する際に「Unknown at rule @tailwind」というエラーがVisual Studio Code (VS Code)で表示されることがあります。このエラーは、VS CodeのCSS IntelliSenseがTailwind CSSの構文を認識しないために発生します。この問題を解消するためには、VS Codeに適切な拡張機能を導入することが有効です。その具体的な手順を説明します。
#1. VS Codeの拡張機能マーケットプレイスを開く
まず、VS Codeを開きます。次に、左側のサイドバーにある拡張機能アイコン(四角が4つ並んでいるアイコン)をクリックして、拡張機能マーケットプレイスを開きます。
#2. 「Tailwind CSS IntelliSense」拡張機能をインストールする
検索バーに「Tailwind CSS IntelliSense」と入力します。Tailwind Labsが提供している「Tailwind CSS IntelliSense」拡張機能が表示されるはずです。これを選択し、「インストール」ボタンをクリックしてインストールします。
#3. 拡張機能の設定を確認する
拡張機能がインストールされたら、設定が正しく行われているか確認します。通常はデフォルトの設定で問題ありませんが、必要に応じて設定を調整できます。
設定ファイル(settings.json
)に以下の設定が含まれているか確認します:
jsonコードをコピーする { "editor.quickSuggestions": { "strings": true}, "tailwindCSS.includeLanguages": { "plaintext": "html" }, "tailwindCSS.experimental.classRegex": [ ["tw`([^`]*)", "(.*)"] ] }
#4. VS Codeを再起動する
拡張機能をインストールし、設定を確認した後、VS Codeを再起動します。これにより、新しい設定が適用され、IntelliSenseが正しく動作するようになります。
#5. CSSファイルを確認する
Tailwind CSSの構文が正しく認識されることを確認します。例えば、以下のようなCSSファイルを作成し、エラーが表示されないことを確認します:
cssコードをコピーする @tailwind base; @tailwind components; @tailwind utilities;
#まとめ
これで「Unknown at rule @tailwind」エラーが解消され、VS Code上でTailwind CSSのIntelliSenseが正しく動作するようになります。この拡張機能は、Tailwind CSSのクラス名の補完やドキュメントの表示など、多くの便利な機能を提供してくれるため、開発効率が大幅に向上します。
VS Codeの「Tailwind CSS IntelliSense」拡張機能を活用して、快適なTailwind CSS開発環境を構築しましょう。